母「なんですか、あなたは!?」
宇宙人「私ハゴールド星人デス」
宇宙人「我々ノ星ハ黄金デ出来テイマス。サアドウゾ」キラキラ…
父「いやぁ~、わざわざどうも!」
母「ぜひ、地球の料理でおもてなししますわ。まずはバター醤油ご飯を……」
宇宙人「コレ、ウマイネ!」モグモグ
子供「……」
――
――――
父「やばいやばいやばいやばいやばい!」
父「やばいって! 募金額がとんでもないことになってきた!」
父「1000億円……いや一兆円はいってるかもしれない!」
母「さすがに良心が痛むわね……というか、痛みを通り越して麻痺してきたわ」
子供「一兆か……ふん、まあまあだな」
父(なんでこいつはこんなに落ち着いていられるんだよぉぉぉぉぉ!)
父(こっちはもう罪悪感やら不安感やらで心臓バクバクだっての!)
父「しかし……これからどうする?」
父「もう日本中……いや世界中から注目されてるぞ!」
母「本当に病気なのか疑問視する声も増えてきたし……」
父「いつまでもごまかせないぞ……どうしてこうなった……」
子供「こうなったら仕方あるまい」
子供「記者会見を開き、正直に全てを話すしかないな」
父母「ハァ!!?」
父「正直に話すって……」
母「そんなことしたら、私たち一生外を歩けないわよ!」
父「いや……それぐらいで済むならまだいい! 下手すりゃ一家揃ってリンチにされるぞ!」
子供「案ずるな」
子供「ワシントンだって正直に話したら許してもらえたんだ。何とかなるだろう」
父(いやいやいや、いくらなんでも次元が違いすぎる……!)