男(母さんの部屋のベッドでいいか) ガチャッ パチッ
少女「まぶしい……」
男「すぐ消すから。そこのベッド、使っていいから」
少女「べっど」
男「布団、敷いた方がいい?」
少女「ううん、べっどつかいたい」
男「良かった。それじゃ、俺は向こうの部屋にいるから、何かあったら呼んでね」
少女「……」 ニギッ
男「な、何?」
少女「……」 ジィッ
男「行くなってこと?」
少女「ひとりは、いやなの」
男「じゃあ、俺の部屋に布団敷いて寝る?」
少女「……」 コクリッ
男「よいしょ、っと」 バサッ
少女「てつだう?」
男「大丈夫。すぐ終わるから……と、これでいいかな」
男(本当はベッドの方を譲りたいんだけど、さすがに男臭い俺のベッドはなぁ……)
少女「どうしたの?」
男「いや、なんでもないよ。……あー、電気付けたままでいいかな? 俺、まだ眠くなくてさ」
少女「んっ」 コクリッ
男「ごめんね。それじゃ、おやすみ」
少女「おやすみなさい……」 モゾモゾッ