そして次の日
俺とタカは毎日学校には一緒に登校していた
しかし、この日からタカは必ずいつもより早い電車で行っていた
俺は彼女に会う心配があるのでタカと行く事はなかった
タカがその電車に乗る理由…予想はしていた
だけど確かめたかった
俺はタカに
「なんでわざわざ早い電車でいくの?」
と聞いたことがあった
それの答えは
「好きな人ができたんだ」「その人に会いたいんだ」
彼女とは毎日メールのやり取りをしている
彼女の事を知っていく上で俺はだんだん彼女の事を好きになっていった
でも、あくまで向こうは俺の真の顔を知らない
俺とメールをしていてもそれは俺じゃない…
彼女と会ってもそれは俺じゃない…
彼女に一番近いのは俺であって俺じゃないんだ…
俺は諦めていた
こんな関係いつまでも続く訳がない
タカは1人の男として彼女に向かっていってる
だったら親友のタカを応援するべきじゃないか…
俺はだんだん彼女のメールに返信しなくなっていった