彼女は叫んだ
静かなカフェだがさらに静まり返る
みんなの視線が集まる
しかし、そんな事より
俺は混乱していた
理解できなかった
何言ってんだ?
俺の事が好き?
俺を?
でも次の彼女の言葉で俺は理解した
「分かってます!同性の恋愛なんかおかしいって!でも…」
そうか
男の俺じゃねーんだ
彼女の視界に本当の俺はいない
美咲とっての俺は…
俺は彼女の手を振りほどき走ってその場を逃げた
走ってる間色んな事を考えた
俺の悪趣味のせいで彼女を不幸にさせた…
彼女の心の傷癒えるのだろうか…
俺はその日から女装することはなかった
卒業して俺は県外のとある企業に就職した
県外なので1人暮らし