先輩「おう」
後輩「一緒に帰りません?」
先輩「お前、遅くなる?」
後輩「あー……、いつも通りかと……。何か用事ありました?」
先輩「や、聞いただけ。また図書室にいるから、終わったら連絡くれな」
後輩「はーい」
キーンコーンカーンコーン
先輩「じゃ、本当に戻るぞ」ガタッ
後輩「はい、それじゃ……っと……あっ」ガタッ フラッ
先輩「お……っと!」ガシッ
後輩「ひゃっ……、す、すみません……」
先輩「何よろけてんだよ、危ねーなぁ……」
後輩「あはは、ちょっと昨日、部活張り切りすぎちゃって足が……、……あ」
先輩「おいおいおい、無理す――」
後輩「っ!」バッ
先輩「?」
後輩「……む」
先輩「む?」
後輩「……胸、触りました……?」
先輩「はぁ?」
後輩「あっ、いや、な、何でもないです……」
先輩「……? まぁいいや。気をつけろよー?」
後輩「はいー……」
~放課後・グラウンド~
部長「――でー、来月の大会に向けて、今日からタイムを取っていくからねー」
「「「「はい!」」」」
後輩(うーん……)
後輩(何かの拍子に、うっかり先輩におっぱいを触られたら、アウトだな……)
後輩(……いや、ブラ小さいヤツのままだし……触られたくらいじゃ……)
部長「今回は最初の二週間でメンバー決まるから、みんな気合入れていくこと!」
「「「「はい!」」」」
後輩(当分ブラは変えない方がいいのかな……)
後輩「……」
顧問「……おら後輩ぃ! 聞いてるのかぁ!」