しかし襲い掛かってくる気配もなく、
むしろ、この状況を必死に説明してくる
受刑者たちの様子を見て
看守はすぐに事態を把握しました。
看守は受刑者たちに檻の中に戻るように言うと、
受刑者たちは、大人しく指示に従いました。
応援が駆け付け、全員が見守る中で
看守の心肺蘇生が始められました。
その後、倒れた看守は無事に一命をとりとめ、
翌週には仕事に復帰することが出来ました。
受刑者の一人は今回の出来事に対し、
「倒れた看守は、つい今しがたまで俺たちと仲良く話していて、本当にいい人だったんです。
だから急に倒れた時には、なんとかして命を救いたいと思いました。」
と語りました。
受刑者だろうと看守だろうと
立場なんて関係なく
相手を救う事に一生懸命になれる
「人の優しさ・温かさ」を感じられる出来事でした。