霊子
「男さんは・・・
私に居なくなって欲しいんですか・・・?」
男「まぁ・・・そうですね」
霊子「こんなに無害な幽霊なのに・・・?」
泣きながらすがられると少し可哀想な気もする
男「だって・・・
誰かに見られながら生活するって
やじゃないですか」
霊子
「そんなじろじろ観察するようなこと
してませんっ!」
逆ギレされてもなぁ・・・
男「成仏するまでは我慢しますから・・・。
出来るだけ努力してください・・・」
霊子「成仏するまでは居てもいいんですか?」
なんだそのキラキラした目は・・・
男「俺の寝床は譲りませんし、
料理出来るっぽいんで
料理をしてくれるって約束なら・・・」
霊子
「はい!男さんのベッドには
もう勝手に潜り込みません!
料理も頑張ります!」
いい感じで平和条約が結ばれて行く
男「あと、俺がハウスって言ったら
押し入れに入ること」
霊子
「え・・・・・
なんだかワンちゃんっぽい・・・」
男「嫌ならいいですけど。
契約は無理ってこt・・・」
霊子
「あわわっ分かりました!
ワンちゃんのまねごとでも
なんでもしますっ!!」
やべぇ・・・なんかうまく利用できそうな感じ
男「あとは・・・」
霊子「・・・あの・・・」
なにか言いたそうだ
男「なんですか?」
霊子
「脱いだりとか・・・
そういうのはダメです・・・」
それは・・・
男「それは・・・脱がせってことですか?」
霊子「ばかっ!!」
べちんっ!!
手袋をした手でビンタされた
男「ぐはっ!」
意外に強くて痛かった
そのまま霊子さんは押し入れに入って
引きこもってしまった
霊子『ばかっ!!変態っ!!』
怒らせてしまった。
調子に乗りすぎたな・・・