男「じゃぁ・・・
強制的にどいてもらいます!」
布団に手をかけた時・・・
霊子「あ!手袋~!」
手を・・・厳密には手袋を掴まれた
男「ちょ・・・なに!?」
手袋を奪われる
霊子「手袋欲しかったんですよ~!
ありがとうございます!」
え・・・・・
いや、あなたのために買ってきた訳では・・・
霊子「冷え症で指先冷たくなっちゃうんですよね~」
男「いや、元々死んでるんだし」
霊子さんはテーブルの上の買い物袋を見て
霊子
「あれ・・・?
朝ごはん買ってきちゃったんですか?」
男「え・・・?だって腹減ったし」
すると霊子さんは台所を指差して
霊子「なにか作れますよ?」
男「・・・料理ですか?」
霊子「はい」
確かに物に触れるなら料理はできそうだけど
男「材料がないんだけど・・・」
霊子「じゃぁ買えばいいじゃないですか」
男「それって・・・
買ってこいってことですか?」
霊子
「ご飯作ってあげるんですから
それくらいお願いします」
いや、それよりも
男「それより成仏することを
最優先でお願いします」
それを聞いて霊子さんが涙目になる