姉「ん?今誰かいた?」
男「いないいないいない」
ずかずかと我が家のように押し入ってくる姉
姉は押し入れの前で立ち止まると・・・
姉「・・・女の臭いがする・・・」
男「!?」ビクッ
霊子「・・・!?」ビクッ
姉「あんた・・・彼女できたの?」
男「・・・・・」ブンブン
首を振って否定する
姉「・・・ふぅ~ん・・・」
その瞬間・・・
姉「そこかぁぁ!!」
勢いよく押し入れの扉を開く
男「おんdkjsksbskqなvjばばj!!!」
霊子「きゃっ・・・!?」
終わった・・・・
姉「おっかしいなぁ・・・
臭うんだけどなぁ・・・?」
霊子「そ・・・そんなに私臭いますか?」
姉「なんであんた押し入れに布団ひいてあんの?」
あれ・・・?
姉「まさかここに彼女を
連れ込んだりしてんじゃないの?」
あれれ・・・?
姉「この臭いは絶対女の臭いよ・・・!」
なんか・・・見えてないぽいぞ?
男「あのさ・・・」
姉「なによ?」
男「押し入れに・・・何がある?」
恐る恐る聞いてみる
姉「布団と・・・通販のダンボール?」
きたぁぁぁぁ!!
姉には霊子さんが見えてない!
それに気がついた霊子さんが
押し入れから這い出してくる
霊子「なんか・・・私見えてない見たいですね」
男「だね」
姉「なにが『だね』よ?」
姉「それよりさ!見てよこれ!」
姉が携帯を突き出してくる
男「なに・・・?」
画面にはメイドコスの女の子
姉「さっきさぁコンビニで
会っちゃってさぁ・・・!
もう一目惚れよ!」
男「うわ~・・・こんな格好で
外に出れるとか勇者だな」
姉「なに言ってるの、可愛いじゃない」
とにかく姉には霊子さんは見えないし
聞こえないようだ
霊子
「なんか・・・
無視されてるみたいで複雑です・・・」