眼鏡「な、なぁ……どういうことなんだよ。あいつは、お前じゃないのか……?」
眼鏡「なら!お、俺と一緒に登校した、お前はっ……!一体、誰だったんだ!?」
男「……俺が、知るかよ………」
男(………これで、ほとんど確定的だ)
男(ドッペルゲンガーは、実在する)
男(その行動範囲は、日が経つにつれて広くなる)
男(“俺”は……たぶん俺を探してる)
男(見つかれば………恐らく、俺は)
男(死ぬ)
【昼休み】
女「男くんっ、一緒にお弁当食べよー」
男「……ごめん、昨日部活休んじゃったからちょっとでも作業進めないとダメなんだ。一人で食べて!ほんとごめん!」
女「えっ……そんな……」
男「埋め合わせは、またするからさ……」
女「……………」
眼鏡「……ま、男にもそういうときもあるんだろ。文化祭前でピリピリしてんだろうし、そっとしといてやろうぜ」ポン
女「きやすく触るなっ!!」ブンッ!!!
眼鏡「あいだぁっ!?」ガシャーーン!!!
委員長「おお……見事な背負い投げ……」
友「男のやつ……よくあんな子と付き合えてるよな……」