その流れに乗り僕と浩平も降りた。
ここから僕は自転車だが浩平は歩きだ
なんでも自転車は好かん。との事らしい
浩平に先行くぞといい、自転車を漕いだ。
しばらく行くと携帯が震えた。マナーモードなので
音は鳴らない。
ポケットから携帯を出し、画面を確認すると案の定メリーさんだった。
僕は通話ボタンを押した
「もしもし」
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
おいおい、と思いつつ振り向くと
自転車の荷台にメリーさんが座っていた。
「!」
「きゃっ!」
僕は自転車ごと倒れそうになったがなんとか持ちこたえた。
「はぁはぁ…今のはビビッた…。」
「わ、私も驚きました…」
これは予想外、全然気が付かなかった。
自転車を漕いでいるがほとんど重みは無い
やっぱり幽霊なんだなと再認識した。