やがて、ダンボールがゆっくりと床に置かれる。
そしてさらに、残っていたダンボールタワーも
次々と下ろされていき一番したのダンボール取り出せるようになった。
「そんな事できるのか?」
「もちろん無償ではやってくれません。こう言ったんです。
滞在期間1日を譲るのでダンボールをどかしてください。」
「それじゃあ、まさか…」
「はい、4人が手伝ってくれました
滞在期間4日減です。」
なんと言うとりかえしのつかない事を
僕が注意していればこんなことにはならなかったのに。
貴重な滞在期間を無駄にしてしまった。
「ごめん…」
「いいんですよ私のためにやってくれた事なんですから」
メリーさんは笑顔で言った。残された時間は13日になってしまったけど
僕はかならずこの子にこの恩を返そうと心に決めた。