メリーさんに思いを馳せる事5分。
手元のカレーパンもなくなってしまった。
昼休みもメリーさんの滞在期間も限られているのだ。
少しは何か行動しようと立ち上がる。
図書館に行く事を最初に考えたが
おそらくあれ以上の発見は望めないだろう。
そう思った僕はもう一つの考えた場所へ行くことにした。
あまり気は進まないが早めに清掃場所に
行くのもいいだろう。
と、僕は歩き始めた。
戦場へ。
扉の前に立ち、一度深呼吸をしてから扉を開く。
バケツを逆さにし、足を組みながら案の定
タバコをふかしている自称20の小学生。
開けられた窓の外に煙が逃げていく。
花子さんは僕に気づくとこう言った。
「よう、○○」
一瞬ひるんだが、落ち着いて切り返す。
「自分だって小さいだろ小学生」
ここに第三者がいたらどう思うだろうか。