「まずだ、その丁寧語を何とかしろ
腰の低い幽霊なんてどこにいる」
「こっちからお伺いするのに相手に失礼じゃないですか!」
思わぬ逆ギレ、戸惑う僕。
「次に服装だ。なんで流行の最先端なんだ」
「幽霊がオシャレしちゃいけないんですか?
女の子の楽しみなんですよ?」
女の子と言う単語に弱い僕。
オシャレしたいのはしょうがないと妥協することにした
「脅かす時に笑顔もやめた方がいい」
「じゃあ、どういう顔してたらいいんですか」
「恨めしそうな顔で脅かせばいいじゃないか」
「恨めしくないですもん」
「直す気あんのか!」
その後も小一時間欠点の克服に務めたが
どうにも引き下がる事は無く
結局は今のままで行く事になった