無職だし。
ブサだし。
オッサンだし。
色々考えた。
頭沸騰した。
頭から湯気出てたと思う。
失いたくない。
俺は来た道を戻ることにした。
呼吸を落ち着かせてチャイム押す。
『ピンッポーン』
『ピンッポーン』
『ピンッポーン』
『ピポピポピンッポーン』
『ピポピポピポピンッ・・・』
ドア開いた。
香「うるさい・・・」
『ポーン』
俺「さっき挨拶もしないで出て行ってごめんなさい。
寒くて死にそうです。中に入れて下さい」
部屋上がった。
ストーブの近くに二人で座った。
冷え切った指先とか耳や頬がじわぁってする。
香「何しに来たの」
俺「彼女でもないのにそんなこと聞かないで下さい。俺の事どうでもいいくせに」
香「は?・・・何それ私の真似?w」
俺「どうせ嫌われてるのわかってます。
期待持たせといて影でバカにしてるのわかってます」
香「なにそれ?そんなことするわけないし!」
俺「。。。人に対してこんな気持ちになったの初めてです。
どれだけ傷付けられても騙されてもいいです。