人(特に男性)が怖い。
恋人は裸をみたらみんな逃げ出す。
だったら恋人はいらない。
体も見せない。
でも俺さんみたいな人に会って、安心出来た。
って事らしい。
「かいかぶらないで下さい。
俺だって昔は障がい者を見て笑ってた」
嫌われそうで言えなかった。
香さんが俺の目の前から消えたらって考えると怖かった。
かける言葉が見つからないってこういう事な。
傷付いてるのは香さん本人で、俺なんかがその辛さわかるはずない。
何も言えずにいたら泣き声で
香「ほら、ね?引いたっしょー?w今なら戻れるよ。
バケモノと人は一緒になれんってw」
「はいはーい、まともな人間様はお帰りの時間でーす」
そう言うと俺に背中向けたまま電気点ける。
香「あー、泣き過ぎてブスに拍車がかかったw見ないでね。早く帰ってw」
「楽しかった。ありがと。早く帰って」
「お願い帰って」
無言のまま、撤退。
自宅に向かいトボトボ歩いた。
俺といたら香さんの傷をさらに抉ることになりかねん。
俺なんかが一緒にいても香さん幸せに出来ない。