「なんでもはんぶんこしようね?」男と幼馴染【前編】

幼「おいしいものはふたりではんぶんこしてたべたら、もっとおいしくなるんだよ」

幼「ママが言ってたもん」

男「そうだね、ほんとだぁ」ニコッ

幼「…だから、なんでもはんぶんこしようね?ずっと」

男「うん!!」

幼「わたしとやくそくだよ?」

男「僕、やくそくするよっ!!」

幼「えへへ」

男「ふふっ」

……

現在 男の部屋

ピュー

男「…窓が開いてる」

男「…またか」

男「…だが、姿は見えない…」キョロキョロ

男「…いつもどおり、おコタに隠れているなっ!」バッ

男「……」

男「いない…」

男「じゃあ、どこに…」

?「えっへっへ~」

?「私はここだぁっ!!」バッ

男「…!?」

ゴンッ

?「…つぅっ~」

男「…何してんだよ、幼?俺のベッドの下で…」

幼「…いたいよ~、頭打っちゃったぁ…」グスグス

幼「いつもと違う登場の仕方で、男をびっくりさせたかったのにぃ…」

男「…毎回やられてたらびっくりなんてしないよ。いつもコタツや押し入れに隠れてさ」
男「今回、隠れ場所がベッド下になっただけだろ」

幼「…こぶができてないかなぁ…私のきれいな頭が傷ついたら男が悲しむもんね」サスサス

男「ふう…見せてみ」
男「…大丈夫、怪我してないよ」
幼「…ほんと?すごい痛いよ」

男「ああ、なんにもなってない」

幼「…じゃあ、なでなでして?」

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