友「果てしぃなぁ~い闇のむこぉに~ヲウヲ!手を伸ばそう~」
笑子「私この曲大好き~!」
ミスチルのTNKか、まさに名曲。崖の上で叫んでいるPVは火曜サスペンス劇場に多大な影響を与えた事でも有名だ。
笑子「私は、さくらんぼにしよ!」
男「俺はもちろんROCK縛りだ!あー、なんか喉渇いたな。ちょっとドリンクBARいってくるけど、なんこ飲む?」
笑子「あ、私はコーラね!友君は?」
友「勝利も敗北もないま・・・え?じゃあメロンソーダ。人は悲しいくらい~」
男「分かった!」
ドリンクBARには数種類のジュースとアイスが設置されている。中学生がブレンドとかいって色々混ぜて遊んでる。
男「えーと、笑子がコーラに友がメロンソーダ」
ドリンクバーにグラスをセットすると、隣の人も置いたグラスの横にグラスをセットした。
男「あ、すみません。すぐ終わりますんで」
女「あ、・・・男君」
男「え?」
聞き慣れた声につい降り向いてしまった。目を丸くしている女さんが居た。
男「あ、俺。・・・ごめんなさい」
ドリンクバーに置いたグラスをそのままに、俺は逃げ出した。
女「あ、まって!お願い!行かないで!」
女さんの声が聞こえる。行かないでって言っている。俺はいつだって女さんの言葉に左右されるんだ。だから、俺は何処にもいかない。その場で立ち止まった。