男「ただいま」
友「おう、遅かったなって!え?女ちゃん?」
男「ドリンクバーで会ったんだ。」
友「そっか。歓迎するよ。男の友達は俺の友達だ。よろしく」
笑子と友のグラスをテーブルに置いてから俺の分忘れてる事に気がついた。
笑子「女さん。こうしてお話するのは初めてだよね?私は笑子です。ヨロシクね」
女「あ、あの、わたしは」
女さんは俺の服の裾を掴み、必死に言葉を紡ごうとしている。
男「ここに悪い奴はいないぜ。悪の巣窟だ」
友「そうそう、今も世界征服について相談していた所でって、違うわ!」
笑子「あははは!友君は本当に面白くないねぇ」
友「うるせぇ!泣くぞ!」
女「ぷっ!あはは!」
女さんは服の裾を離し、テレビの前に立ちマイクを手に取った。
女「私は女です!男君の友達です!そして、友君と、笑子ちゃんと、お友達になりたい!」
それだけ言うと、深々と頭を下げた。彼女の体は少し震えている。
友「女ちゃん。さっきも言ったけど男の友達は俺の友達だ。よろしく。それと、友達には頭を下げるものじゃないぜ?」
笑子「私の隣に座ろうよ。一緒に歌お!」
女「うん!」