男「やぁやぁやぁやぁ。お待たせしました。私、男と」
用務員「よ、用務員のおじさんで」
男・用務員「アジアのパピヨンズ。よろしくお願いします」
女「・・・」
男「いやぁ最近ポッキリ寒くなってまいりましたがな」
用務員「め、めっきりやろが!」ベシ
昨日のTVでもう一つ確信した事。それは関西弁は笑えるということだ。
男「そうともいいまんがな。」
男「・・・」チラッ
女「・・・」
男「こう寒いと槍でも降ってきそうやなぁ」
用務員「な、なんでやねん!」ベシ
男「・・・」チラッ
女「・・・」イラッ
男「いやぁ寒くて寒くてここはゴッサムシティか!なーんつって!」
用務員「も、もうええわ」ベシ
男「・・・」
用務員「・・・」
女「・・・」
手応え有り、だな。俺は隣にいる用務員のおじさんにウインクした。あんた、最高の相方だよ。しかし、肝心の女さんは眉間にシワを寄せている。
男「どうだった?いちよさ、昨日お笑いの研究したんだ。笑えただろ?」
女「・・・笑うどころか、殺意が芽生えたわ。いちいち私の反応を気にしながらやるな!あと下手な関西弁禁止な!」
用務員「ひ、ひい!男君、私は仕事に戻るよ」
男「あ、ちょっ」
用務員のおじさんは女さんの血走った目に睨まれるのに耐えられないのか一目散に逃げて行った。