女「あのねぇ。貴方は本当に私を笑わせるつもりがあるのかしら?」
男「もちろんだよ!君が好きなんだ!君の笑顔が見たいんだ」
女「そ、そう。」
女さんの頬にほんのり赤味がさした気がする。
女「コホン!でも全然面白くないじゃないの!私の事を、その、す、好きなら私を笑わせるくらい簡単でしょ?」
男「うーむ。そのはずなんだよ。俺は今までクラスのお笑い担当として生きてきた。それなりに笑いにはうるさいつもりだし、自信もある」
女「・・・」
あれ?変だな。さっきまでほんのり赤かった女さんの頬から血の気が引いた気がするぞ
女「・・・疲れたわ。今日はもう帰る」
そういうと、女さんは俺に背を向け歩き出した。今日も駄目だったみたいだ
男「女さん!明日も、明日も良いかな?」
女さんは立ち止まり振り向いた。
女「明日もつまらなかったら罰を受けてもらうわ。」
男「ば、罰。罰ってなに?」
女「罰は、罰よ。当然でしょ?私の貴重な時間をつまらない時間に当てた罰を受けて貰うの」
女さんはそういうと、もう振り返らずに体育館裏から出て行った。
男「・・・罰。」
罰ってなんだろ。どんなお仕置きかなぁ。興奮してきたなあ。そうだ、明日はワザとつまらない事をしよう。そして、女さんにお仕置きして貰おう!