フジモト「お前はさっき言ったろう。宗介が消えたら悲しいと。
それと同じだよ。お前が消えたら私も消えてしまいそうだ……。
私はお前を愛していたから。お前は私の大切な娘だ。
愛するあの方…グランマンマーレとの間に生まれた、大切な娘だ」ぼろ…ぼろ…
『……父さん、泣かないで』
フジモト「私を父と呼んでくれるのか…」
『私も父さん好き…だって父さんがいなかったら宗介に会えなかった
お母さんのことを父さんが好きじゃなかったら、宗介に会えなかった』
フジモト「ポニョ……お前には幸せになって欲しかったのに」
クミコ「宗介…!良かった、良かった……」
宗介「なんとか助かったよ、不思議なこともあるもんだ」
クミコ「でも本当に良かったわ!宗介が落ちてたら私…」
宗介「クミコちゃん、泣かないで」
クミコ「もう…ばかっばかっ!」
宗介「……好きだよ」ニコッ
クミコ「ばかー!私もよ!!」
『あ、宗介が笑ってる…ポニョ、宗介の笑顔好き。幸せ』にこ…
『父さん、これがポニョの幸せだよ』あわ……
フジモト「……」
『宗介がずっと笑っていられるといいな…そしたらポニョもずっと幸せだよ
そうだ…魔法をかけてあげよう……』すううう
『宗介がずっと幸せでいられますように』しゅんっ
し…ん……
フジモト「ポニョ……!ポニョ!!ポニョ…ポニョ……ううっ…ううう」