【※崖の上のポニョ※】宗介「10年前、僕は5歳だったし、わけもわからずポニョを好きだと思ってた。でも…今は違う!」

宗介(うわー今日の満月はすごく綺麗だ)

宗介「ただいまー」

宗介「あれ?家が暗い。ポニョいないの?」

宗介「ポニョー?」ガラッ

宗介「部屋にもいない」

宗介「……バケツだ。割れてる」

宗介「懐かしいなー。このバケツにポニョをいれてたんだっけ……」ぼろっ

宗介「ん?あれ、なんで僕泣いてるの」ぼろぼろ

宗介「ポニョ…」ぼろぼろ

宗介「…ポニョはもう帰ってこないんだ。どこかへ消えちゃったんだ。
なぜかだか、それがわかる」ぼろぼろ

宗介「ポニョ…ポニョ……」ぎゅう

グランマンマーレ「宗介さん……」

宗介「!あなたは……」

グランマンマーレ「10年ぶりですね。ふふ…つまりポニョが人間になってから10年もたったのね」

宗介「ポニョは……」

グランマンマーレ「ポニョは泡となり消えました」

宗介「……」

グランマンマーレ「悲しい顔をしないでください。
ポニョはあなたのおかげで幸せな気持ちで消えることができたのよ」

宗介「僕…思い出した。僕が他の女性を愛すればポニョは泡となり消える……
つまり、ポニョは、ポニョは僕のせいで……」

宗介「…ポニョ……僕は……ごめん、ごめんポニョ」


グランマンマーレ「あなたは間違いなくポニョを愛していました。
その涙がなによりの証拠です。
確かにあなたはクミコさんのことを愛していますが、ポニョのことも愛していた……」

グランマンマーレ「ずっと、家族として、友達として、ポニョのことが好きでしたね?」

宗介「……」こくん

グランマンマーレ「それならばそれでいいのです。自分を責める必要はありません。
そして幸せになってください。あなたにはポニョの祈りと言う魔法がかかっています」

宗介「ポニョ……好きだよ……ポニョ……」ぼろぼろ

グランマンマーレ「それから、ポニョは消えてしまったけれど、ずっと生きているのよ」

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