のび太「画面……よくみなよ」
スネ夫「行けるんだあああ……は?」
そこには僕が打ち込んだ台本の題名が表示されている。
のび太「スネ夫、この作品も好きだろう」
のび太「不死身じゃたおせない」
のび太「だから僕は君を別の場所に送るんだ」
スネ夫「のび太ああああああああ! 貴様あああああああああ!」
のび太「分かってたよ。スネ夫がハルバートでも長ドスでもなく鉈を持ってる時点で」
スネ夫「これは俺の行きたい世界じゃない! これは、これはああああ!」
のび太「ひぐらしの鳴く頃に」
のび太「スネ夫、多分レナが好きなんだろうな」
のび太「でも、僕は双子のほうが好きなんだ」
スネ夫「ふざけるな! 俺が行くのは”エンジェルビーツ”だ! ひぐらしじゃない! 」
のび太「そういいながらも名シーンを再現してるじゃないか」
スネ夫「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ」
スネ夫「黙れニワカ! ひぐらしは”鳴く”じゃなくて”なく”なんだよひらがな表記なんだよ!」
のび太「そうだね、けどもう時間だ」
のび太「逝ってらっしゃい。エンジェルビーツではなくひぐらしの鳴く頃に、へ」
のび太「大丈夫、今度は誰の邪魔も入らないよ」
のび太「そう設定しておいた」
のび太「安心するといい」
のび太「世界は改変する」
スネ夫「貴様ああああああああああ! だから”なく”だあああああああああああああ!」