【※感動注意※】のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」

のび太としずかは駅前で何とか出木杉と合流に成功した。

出木杉は腕を折られていたが、コピーロボットを一体倒したとのことだった。

出木杉「それより……スネ夫くんたちとさっきから連絡が取れないんだ」

のび太「うん、それは僕らも心配してたんだ。出木杉くんと合流したら病院に行ってみよう
かって話してた」

しずか「……待って!スネ夫さんから電話が……もしもし、スネ夫さん?」

スネ夫『ああ、しずかちゃん。実は……』

 

出木杉「そんな……テロリストなんて」

のび太「だからタイムマシンの発明が遅れたのか」

出木杉「で、スネ夫くんは大丈夫なの?」

しずか「石ころ帽子を被って逃げてるって。でも武さんが……」

???「剛田武なら、ここだよ」

振り向くと、そこには黒服の男が立っていた。

地面には血まみれのジャイアンが横たわり、その首にはナイフが突きつけられている。

 

しずか「武さん!!!」

のび太「おまえは、ジャイ子ちゃんたちを襲った……」

黒服1「覚えていてもらって光栄だよ。野比のび太」

 

出木杉「剛田くんを離せ!」

黒服1「それは出来ん。こいつのせいで相方を失ったんだ。コピーロボットも全部壊されて
しまったからね……あとは俺が自分で君たちを殺さねばならん」

出木杉「なら……さっさと殺せばいいじゃないか」

黒服1「そうはいかない。骨川スネ夫がまだ石ころ帽子を被って逃げている。あいつを誘き
寄せるまで生きててもらわなきゃいけない。GPSでおまえたちの居場所がわかるん
だろ? ならスネ夫はかならずここへ来る。そして、全員殺す」

しずか「そんな……」

 

のび太はジュラルミンケースを持つ手に力を込めた。

のび太(まだだ……まだチャンスはある。この道具さえ使えれば……)

しかし、そのとき黒服の目がのび太のジュラルミンケースをとらえた。

黒服1「おい、そのジュラルミンケースをこっちによこせ」

のび太「!!」

黒服1「後生大事に持ってるところ見るとよっぽど大事なものらしい。起死回生のアイテム
ってところか。お得意の電磁波受信機か? スタンガンか? それとも新しい武器で
も開発したか……何にせよ俺にとって邪魔な物に違いはない。使われると面倒だ。
こっちへよこせ」

のび太「…………」

黒服1「早くしろ。心の友の剛田が死んでもいいのか?」

出木杉「のび太くん……しかたがない。何が入ってるのかわからないけどそれを……」

しずか「のび太さん……」

のび太は唇を噛み、黒服を睨み付けるとジュラルミンケースを胸の前に持ち、

黒服の方へとゆっくり歩いていく。

黒服まで2メートル位の場所まで近づく。

 

黒服1「そうだ、それでいい。そこへジュラルミンケースを置け」

のび太「残念だったね」

黒服1「何?」

のび太「おまえの負けだ」

のび太はジュラルミンケースの下部のボタンを押した。

ケースの側面がスライドし、中から砲身が現れる。

のび太「バン!!」

射出された空気の塊が黒服の体を吹っ飛ばした。

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