【※ツンデレ?※】継母「今日の食事、美味すぎなんですけど?お店でも開くつもりなの?」シンデレラ「あ……あの…そのような予定はありません……」

王子「なっ……!!」

「王子様のお誘いを断りましたわ!!」

「あの娘、何しにきたのかしら!?」

長女「シンデレラの美しさを自慢するためですわ!!! おーっほっほっほっほっほ!!!」

シンデレラ「お姉様!!」

次女「王子様。身に余る光栄ですが夜も更けてまいりましたわ。12時までに褥につかねば肌が荒れてしまうで、失礼しますわ」

三女「オウジサマッ、ザンネンダッタナ。シンデレラハッ、ヤスイオンナジャネェンダヨ」

王子「君の名前はシンデレラというのか!!」

シンデレラ「は、はい」

王子「分かった……」

シンデレラ「それでは……」ペコッ

王子「シンデレラ……。なんて美しい女性だ……。外見だけでなく、心まで澄んでいる……」

王「――どうやら決まったようだな」

王子「父上……。はい。彼女しかいません」

王「(息子の妻になるにしろ、側室になるにしろ……ワシも楽しめそうだな……くくく……)」

 

城門

長女「シンデレラ。楽しかった?」

シンデレラ「恥ずかしかったですけど……楽しかったです、お姉様っ」

長女「そう。まぁ、別に貴方が喜んでも私にとってはなんのプラスにもなりませんが!!!」

兵士「お待ちください」

次女「なんでしょう?」

兵士「国王陛下が話したいと申されています」

三女「王様が? 用件はなんですの?」

兵士「シンデレラ様のために部屋も用意されていると」

継母「んまぁ!!! ピンクの予感しかしませんことよ」

長女「残念ですが、お断りですわ」

兵士「しかし!!」

長女「走りますわよ!! シンデレラ!!!」

シンデレラ「あ……!! お姉様……!! まって……!!」

兵士「待ってください!!! 国王陛下はぁ!!!」

 

城内 国王の部屋

王「(あのシンデレラ……。本当に美しかった……。ここではっきり気持ちのほどをきいて、我が息子と……)」

王「(そして、あのシンデレラに――)」

 

シンデレラ『お父様……。ご公務お疲れ様です』

王『ぬははぁ! シンデレラよ!! いつものを頼むぞぉ!!』

シンデレラ『はい……では……失礼します……うっ……かたいですね……』

王『あぁ……気持ちいいぞぉ……。すまんな、息子の嫁にこんなことをさせるなど……』

シンデレラ『いえ、お父様の肩揉みなら喜んでしますわ』

 

王「ぬふふふ……」

兵士「国王陛下!!」

王「どうした?」キリッ

兵士「シンデレラ様に断られてしまいました。やはり、誘い方が悪かったのでは……」

王「なんだと……!! うぬぬ……!!!」

兵士「それと、シンデレラ様がこれを落としていきました」

 

街道

シンデレラ「降ろしてください!!!」

長女「何を言っていますの!! 聞き分けのないことを言うものではありませんわ!!!」

シンデレラ「でも!! お姉様にもらった靴が……!!」

次女「兵士に捕まったらどうなるか、分からないの!?」

シンデレラ「せっかく……おねえさまが……わた、しの……ために……!」

長女「シンデレラ……。ま、また、作ってあげますわよ!!! 次は見えない靴にでもしてあげるでザマス!!! おーっほっほっほっほ!!!」

シンデレラ「うぅ……うぅぅ……」

長女「……」

三女「お姉様、シンデレラはバカワイイですが、今の状況は理解しているはずですわ」

次女「そっとしておきましょう」

長女「シンデレラ……私があのとき、無理やり引っ張らなければ……!!」

長女「どうして!!! どうしてあんなことを私はしてしまったのです!!!! あぁー!!!!」ゴンッゴンッゴンッ!!!

継母「こらこら、淑女たるもの頭突きでカボチャを割ろうとしない。淑女失格ですわよ」

長女「私の!! 私の所為で!! シンデレラが泣いたんですわぁ……!!!」ゴンッ!!!

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