【※衝撃展開※】FF11でネトゲ廃人になった俺が中学を卒業して高校に進学する…


そして俺は中学を卒業して高校に進学する
勉強嫌いが祟って金さえ積めば誰でも入れるってぐらいの馬鹿高校に入った

勿論DQNが多かった
だが幸いなことに俺のコミュニケーション能力は割りと高いほうだったらしく
特にイジめられることもなく、1学期の終わり頃にはDQNも含め大体の同級生とは友好的な関係を築けた

それでも元々オタク気質な俺が性質の合わないDQN達に付き合うのはめんどうだった
そんなこんなで徐々に学校を休み出した
とはいえまだこのころは1週間に1回程度というぐらいだった
そして学校は夏休みに突入した

 

グータラに過ごしていたある日
俺は思い出したようにFF11を起動した

一応LS(ギルドのようなもの)には入っていたのでログインし挨拶をしようとした
だがその前にメンバーリストを開いてみると俺の知らない人たちばかりだった
さらに言えば皆俺の倍くらいはレベルが高かった

そして俺の知らないモンスターとか場所の話をしていた
その輪に飛び込むのが怖くなった俺はそのLSのパールを捨てた
そんでソロで色々やることにした

だがこの頃のFF11はソロに異常に厳しかった
あっという間に根をあげそうになった
だがその時は他にやるゲームがなかったのでイライラと戦いながらチクチクやっていた

 

2日ぐらいしてまた1人でチクチク雑魚モンスターを倒していると
チャットログにいつもとは違う紫色の文字が見えた

A「こんばんわ、お暇でしたらPTやりませんか?」

FF11はPTプレイをやりたいと思ったらPT参加希望マークを出して待つ
PTを作る人は参加希望者からレベルの合う人を選んで誘う

だけど人数が集まらない場合は希望を出していない人には手当たり次第に声をかけてみることがある
今回もそういう感じだった

ソロでのレベル上げに飽き飽きしていた俺はPTに参加することにした
参加するとすでに俺が6人目だった(基本的にFF11は1PT6人)
合流して1人じゃ絶対に倒せないモンスター達を狩っていく

途中で気づいたが俺以外の5人はどうも仲間内のようだった
会話が弾むのでよくわからないが俺も積極的に会話に混ざった

PTプレイは初めてというわけではなかったが
ここにきてFF11で初めて楽しいと感じ始めた

数時間に及ぶ狩りが終わって1人が落ちると言い出して
解散という流れになった
正直もっと続けていたかったがワガママを言うわけにもいかない
そう思っていると

A「1君、どこかLS入ってる?よかったら俺らのところ入らない?」

と、誘ってくれた
俺は喜んでそのLSに入った

さっきの人たちが俺の立ち回りを褒めてくれた
社交辞令とか折角入ってきた新入りだ逃がすな!的なこともあったかもしれないが
単純に褒められたのは嬉しかった

そこで気づいたがAさんたちはレベルが高かった
FF11には戦士とかモンクとか色々ジョブがあってレベルはジョブ別なのだ
仲間内でレベルが低いジョブを上げようとして6人目どうしようかと考えてると俺が目に付いたようだ
それでも別に「俺が一番じゃないと嫌だ!」とかは特に思わずにこのLSでやっていこうと思った

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ