【※衝撃展開※】FF11でネトゲ廃人になった俺が中学を卒業して高校に進学する…


翌日から俺は積極的にPT参加希望を出してPTプレイに精を出した
おかげでいいペースでレベルは上がっていった

LSの人たちにも「頑張ってるねぇwもう少しレベル上がったらジュノデビューだねw」
とかなんとかまだ見ぬ新境地への期待を煽ってくれる

しかしこの頃のFF11は調整不足だった
レベルを上げたいという気持ちが先行しすぎていたのかもしれないが
まだそこまでのめり込んで無いということもあり中々上がらないレベルに俺は苛立ちを覚えていた

そして噂のジュノデビューとやらを果たしレベルが24になったぐらいで夏休みが終わった
同時にまたしばらく俺はFF11から離れることになる

 

夏休み明けからしばらくすると俺はオタとDQNの中間ぐらいのグループに収まっていた
ブロリーとあだ名が付けられていた学年1のブスから告白されたのもこの頃

無論俺は振った、あそこまで他人を拒絶したのは人生初だった
ブロリーは駅で泣いたらしい
それを見た女子が慰め事の顛末を聞きそれを先生にチクったらしく

俺は女の先生に呼び出された
なんやかんやと言われたが

俺「じゃあ先生が男だったらブロリーと付き合いたいと思います?」

と、言ったら黙った
俺は心の中で勝ち誇った

 

10月の終わり頃に久しぶりにFF11にログインする

LSメンバーを見ると3人しかいなかった
前のときにPTを組んだ人が2人に知らない人が1人だった
前にPTを組んだ2人が誘ってくれたAさん(LSのリーダー)と姉御(姉御肌だから)
そして知らない一人がリコ(仮名)という人だった

俺「お久しぶりです」

A「お!1君久しぶり!」

姉「おー、久しぶり」

とりあえずの挨拶の後にAさんがリコさんの説明をしてくれた
最近初めてこのLSに入ったらしい
レベルは俺よりちょっと低かった

俺「始めまして、1です、よろしくね」

リ「はじめまして!リコです!」

正直レベル上げとかもめんどうくさくて
顔見せてしばらくしたら落ちようかと思っていたのが
そこで姉御がこんなことを言った

姉「2人ともレベル近いな、一緒にレベル上げしたら?」

A「1君前衛だし、リコさん後衛だからな」

しばらく考えたが俺は承諾した
なんというか先輩風吹かす的な感情もあったんだと思う
割と残りのメンバーはすぐ集まった

かっこいいとこ見せるとかそんな感じで割とそのPTは頑張った
3~4時間くらいやって時間が深夜0時になる頃にPTは解散した
久しぶりのPT疲れるな~とか話してるとAさんと姉御は寝るわとログアウトした
そんで俺とリコさんが残った

 

ぽつりぽつりと会話をしていると
リコさんも割りとゲーム好きなようで話が弾んだ

その時リアルのリコさんの性別とか年齢とかが気になった
とはいえネトゲとかでリアルを詮索するのはいいことじゃないとは理解していたので聞かなかった
しばらくしてリコさんが寝るから落ちますと言うので俺も落ちることにした

リ「また一緒に遊んでください」

そう言われて俺は明日もログインしようと思った
頼りにされてる、とでも思ったのかどうかは思い出せないが
少なくとも悪い気分ではなかったはずだ

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