その後、大広間では歓迎会が行われ、しんのすけ達は客人に合わせた各国の食事を楽しんだ。
そして
ダンブルドア「時は来た! トライウィザードトーナメントはまもなく始まる!」
ダンブルドア「その前にまず、審査員を紹介しようかの。魔法省から、国際魔法協力部長、バーテミウス・クラウチ氏」
ハーマイオニー「結局ウィンキーをクビにしたのかしら、あの人・・・」
ダンブルドア「そして、魔法ゲーム・スポーツ部長、ルード・バクマン氏じゃ。そして、各校の校長が審査員となる。」
その時、フィルチが木箱を持ってくる
ダンブルドアはそれを杖で三度叩いた。すると中から木のゴブレットが出てくる。溢れんばかりの炎がゴブレットから湧き出す。
ダンブルドア「この『炎のゴブレット』が代表選手を選んでくれる。代表になりたいものは名前と所属校を紙に書き、この火の中にくべるのじゃ。」
しんのすけ「風間くん、何でメモとってるの?」
風間くん「え、嫌だな・・・僕みたいな真面目な生徒はつい習性で取っちゃうのさ・・・」
しんのすけ「フーン」
ダンブルドア「一つ忠告しておくが、代表選手になれるのは17歳以上の者だけじゃ。」
ダンブルドア「これが守られるようワシの方でも策を講じるでの」
そして、代表選手発表の日
ダンブルドア「さあ、いよいよじゃ。名前を呼ばれたものは大広間の一番前に来るのじゃ」
ゴブレットの炎が一段と強くなり、中から羊皮紙が出てくる。それをダンブルドアが捕らえると、
ダンブルドア「ダームストラング代表は、ビクトール・クラム!」
ロン「そうでなくっちゃ!」パチパチ
ダンブルドア「ボーバトンの代表選手は、フラー・デラクール!」
しんのすけ「おお! きれいなおねいさん///」
ハーマイオニー「いよいよ、ホグワーツね。」
ダンブルドア「ホグワーツ代表は、セドリック・ディゴリー!」
ハッフルパフのテーブルから、拍手が湧いた。
風間くん「まあ、あの人なら文句は無いさ!」
しんのすけ「なんか、上から目線じゃない?」
ダンブルドア「さて、これで3人の代表選手が決まった。選ばれなかった者も、各校の代表を精一杯応援してくれるとわしは・・・」
ゴブレットの火が再び燃え上がる。炎が空中に迸り4つ目の羊皮紙が出てきた・・・
ダンブルドア「・・・野原しんのすけ」
拍手で溢れていた大広間は今や静まり返っている。
ダンブルドア「野原しんのすけ、来なさい!」
しんのすけ「なんで? オラ、名前なんて入れてないゾ・・・」
ハーマイオニー「それでも、今は行くしかないわ。」
しんのすけは立ち上がり、テーブルの間を移動する。すれ違う生徒みなに、見つめられている様な気がした。
ダンブルドア「さあ、あの扉の奥じゃ・・・」
しんのすけが部屋に入ると・・・
フラー「どうしまぁしたかー? わたーしたちに広間に戻れいうことですかー?」
しんのすけ「そんなことより、オラと将来について話し合わない?///」
クラム「君ヴぁここにいるヴェきではない、ここは代表選手達しか居てヴぁいけない。」
その時、バクマンが部屋に入ってくる
バクマン「いいや、今しがた彼の名前がゴブレットから出てきた、信じがたい事だが・・・彼が4人目の代表選手だ。」
選手達の集まる部屋に次々と、先生方が入ってくる。各校の校長、マクゴナガル先生、ムーディ先生、そしてスネイプ。
ダンブルドア「ゴブレットに名前を入れたのかね、しんのすけ?」
しんのすけ「オラ入れてないゾ! それにオムレットがどこにおいてあったかも知らないゾ!」
カルカロフ「ふざけたことを! ゴブレットに錯乱の呪文でもかけたのだろう」
マクゴナガル「そのような事が、この子に出来る訳がありません。まだ4年生ですよ!」
しんのすけ「見くびってもらっちゃこまるゾ!」
マクゴナガル「今はふざけている場合じゃありません!」
スネイプ「確かに、野原がゴブレットに名前を入れるのは不可能でしょう。だがそれは彼一人ならの話」
スネイプ「大方、上級生の手を借りて年齢線を越えたのでしょうな。」
スネイプ「カルカロフ、野原はいつもそうなのだ、重要な事とそうでない事の区別がつかず、気ままに他人を振り回す・・・」
しんのすけ「オラそんなに力もちじゃないゾ!」
ダンブルドア「もうよい、わしはしんのすけが、自分の意思で名前を入れたとは思っておらん。」
マクシーム「ならもーう一度、選手の選抜をやりなおーすべきでーす!」
ムーディ「それは無理だ、ゴブレットの火は消えた。再び灯るのは次の試合の時だ。」