シリウス「だがドラゴンよりもっと危険な輩が、君たちの近くに潜んでいる。」
シリウス「君の名前をゴブレットに入れた奴だ。誰か君の近くに闇の魔法使いらしき人間はいないか?」
しんのすけ「う~ん・・・セブルス・スネイプとか?」
シリウス「ワハハハハ それは確かに、だが奴はダンブルドアの元ではたらいているし、まじめな話では違うだろう。」
ハーマイオニー「それじゃ、ほかに誰が・・・」
シリウス「イゴール・カルカロフ、奴は元デスイーター、ヴォルデモートの手先だったが、仲間を魔法省に売り渡し釈放された。」
ハーマイオニー「それで今、ダームストラングの校長やってるって訳? 法律が甘すぎるんじゃないかしら?」
シリウス「同感だよ、ハーマイオニ-。でも我々にはどうしようもない。国が野放しにした悪党だろうが、身の安全は自分で守らねば・・・」
シリウス「いいか、しんのすけ。友のそばを離れるな、ハーマイオニーやロン、そしてあのお辞儀が上手な・・・だれか来たようだ、また会おう」
風間くん「話し声が聞こえたけど、一体だれさ?」
しんのすけ「誰でしょう?櫻井翔」
風間くん「ま、良いけど・・・」
ハーマイオニー「結局、ドラゴンの対策は聞きそびれちゃったわね・・・」
しんのすけ「まったく、頼れるんだか、頼れないんだか・・・」
翌日 闇の魔術に対する防衛術
ムーディ「本日はこれまで。野原、少し残れ。」
しんのすけ「え~ オラ、そんなにおできが悪かった?」
ロン「それを言うなら、出来が悪いさ!」
ハーマイオニー「それに、貴方は上出来も良い方よ。ついに、服従の呪文を破ったじゃない!」
ムーディ「さ、早く来い・・・」
ムーディ「それで、課題の準備は順調か?」
しんのすけ「何の課題? 最近は一杯あって困っちゃうゾ」
ムーディ「決まってるだろう、ドラゴンだ」
しんのすけ「先生、ルールじゃ先生が手伝うのは錦糸卵だって・・・」
ムーディ「別にわしは直接手助けなどせん。それにクラムやフラーも校長達から間違いなく聞いておる。」
ムーディ「まずひとつ目のアドバイスだ。自分の強みを生かせ」
しんのすけ「オラの強み・・・?」
ムーディ「すぐに分からずとも良い、次に必要なものを簡単な呪文で手に入れろ。ワシからは以上だ。」
しんのすけ「うーん、こってり分かりませんな。じゃ、オラ呪文学があるからこれで失礼シマリス!」
呪文学の教室への移動中
しんのすけ「お、あれはセドリックだゾ。そういえばセドリックはドラゴンの事知ってるのかな?」
しんのすけがセドリックに近づくと、彼の友人がしんのすけにバッジをみせる
『真のチャンピオンセドリック・ディゴリーを応援しよう!』
彼らがバッジを押すと、文字が変化した。
『汚いゾ しんのすけ』
しんのすけ「セドちゃん、少し話せる?」
セドリック「いいけど、ああ、みんなは先に行ってて」
セドリック「ごめん、あのバッジ外せって言ってるんだけど・・・」
しんのすけ「・・・オラも一つ欲しいゾ」
セドリック「ええっ?まあスリザリンの連中がしょっちゅう配ってるけど・・・それで何か用かい?」
しんのすけ「妖怪じゃなくて、ドラゴンだゾ!」
セドリック「えっ? どういう事?」
しんのすけ「第八の課題はドラゴンだゾ!」
セドリック「第一だと、思うけど・・・わざわざそれを教えに?」
しんのすけ「いや、たまたま見つけたから」
セドリック「ありがとう、この恩は必ず返すよ。」
しんのすけ「利息はつけなくてもいいゾ!」
その日の夜
ハーマイオニー「ムーディ先生がそんなことをおっしゃったのね・・・」
ロン「しんのすけの強みって言えばクィディッチだよな、もちのロンで!」
しんのすけ「でも、箒は持ち込み禁止だゾ」
ロン「そっかあ」
ハーマイオニー「でも、杖は持ち込めるわ! 呼び寄せ呪文よ!」
それから第一の課題までの時間 しんのすけは呼び寄せ呪文を練習した。
しんのすけ「博多の塩!」
しんのすけ「抹茶塩!」
しんのすけ「オグシオ!」
ゴチン!
ハーマイオニー「真剣にやりなさい! 真剣に!」
しんのすけ「アクシオ!」
そして・・・・