そして、その夜 談話室ではしんのすけの祝勝会が行われていた。
ジョーダン「まさか、あんな守護霊の使い方をするなんて・・・」
フレッド「ぶりぶりざえもんだったっけ? しんのすけらしいよな!」
パーバティ「ねえ、しんちゃん。その卵あけて見てよ!」
しんのすけ「え? 生まれるまで待つゾ!」
風間くん「何が生まれると思ってるんだよ!」
ロン「懐かしいね、このツッコミ」
ハーマイオニー「やっぱりこうでなくっちゃ!」
ジョージ「さあ、みなさんW・W・W(ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)の新製品カナリアクリームをお試しあれ!」
ハーマイオニー「W・W・W?」
ロン「フレッドとジョージが言うには、いたずらグッズ販売の事業をするんだって・・・」
フレッドがネビルにカナリアクリームを食べさせると、何とネビルが・・・
しんのすけ「カナリアになったゾ! オラも食べたい オラにも!」
フレッド「お前ならそう言ってくれると思ってたさ! 無料で一個進呈さ!」
しんのすけは鳥に変身するや否や、激しく羽ばたきそこらじゅうを飛び回った。
しんのすけ「オラ、飛んでるゾ!」
風間くん「しょっちゅう箒で飛んでるじゃないか・・・」
結局みんながベッドに入ったのは1時を過ぎてからで、ハーマイオニーと風間くん以外は、居眠りでこっぴどくマクゴナガル先生に叱られるのであった。
12月がやってきた。尻尾爆発スクリュートは急成長をとげ、立派な殺傷兵器となっているのを認めないのは、ハグリッドだけだった。
ハグリッド「お互いを傷つけないように、棘の所に縄をかけてくれ!」
ロン「こいつらが互いを傷つける事よりも、僕らを傷つける事を気にするべきじゃないのか?」
ハグリッド「何いっちょる、こいつらはちょっとじゃれとるだけだ。な~んも悪さなんてしてねえ」
そうして、スクリュートと悪戦苦闘した後
ハーマイオニー「ちょっと来て欲しいの!とくに、しんのすけに!」
風間くん「そっちは厨房じゃないか?」
しんのすけ「オラつまみ食いの共犯にはならないゾ!」
ハーマイオニー「私がそんなに食い意地が張ってると思う? 見せたい物があるのよ!」
そうして厨房の戸を開けると
しんのすけ「ドビー!」
ロン「これが、しんのすけの言ってた、しもべ妖精かい?」
ドビー「ドビーの方から挨拶に参ろうと思っていたのですが、まさか、しんのすけ様の方から訪ねて下さるとは!」オイオイオイ
風間くん「感激して嬉し泣きしてるや」
しんのすけ「お鼻は大丈夫?」
ドビー「治るまでに時間はかかりましたが、今はすっかり!」
ドビー「さぁ、お友達のみなさまも中にはって紅茶でも召し上がりください!」
しんのすけ「オラしぶ~いおちゃちゃがいいんだけど・・・」
ドビー「勿論ご用意できます。さあ、どうぞ中へ!」
ズズズ
しんのすけ「やっぱりこれに限りますなぁ」
ハーマイオニー「日本のお茶って初めて飲んだけど、心地いい苦味があるわね!」
ロン「それにこのライスで出来たクラッカーも最高さ!」バリッ ボリッ
風間くん「それで君はここで働いてるの?」
ドビー「左様でございます!」
ハーマイオニー「ちゃんとお給料は頂いてるの?」
ドビー「週に1ガリオン頂いております!」
ロン「それって大分少なくないかい?」
しんのすけ「やっぱり学校の経営が行き詰ってるんだゾ!」
ドビー「いいえ、ダンブルドア先生は週に10ガリオン払ってもいいと仰いました。でもそれはドビーには多すぎるのです!」
風間くん「ウィンキー以外の妖精もかわってるんだね・・・」
ドビー「ウィンキーも今はここで働いております、ワールドカップでクラウチ氏にクビにされたものですから・・・」
ドビー「しんのすけ様、今度はドビーの方からお訪ねしても構いませんでしょうか?」
しんのすけ「いつでもウェルコムだゾ!」
風間くん「それを言うならウェルカム!」
数日後 大広間
マクゴナガル「今年のクリスマスはみなさんにとっては特別な日となります。」
しんのすけ「ついに、サンタさんに会えるの?」
クスクス
マクゴナガル「貴方にももう少し上級生としての自覚を持って欲しい所です。」
マクゴナガル「今年はクリスマスに三大魔法学校対抗試合の伝統として、クリスマスにダンスパーティを行います!」
しんのすけ「ダンスパンティー?」
風間くん「ダンスパーティ!」
マクゴナガル「特に代表選手のミスター野原にはパーティの最初にパートナーと踊ってもらいます。」
しんのすけ「いやぁ、みんなの前でやるのは流石に恥ずかしいゾ///」
風間くん「別にぞーさん踊りをしろとは言われてないからな! 寧ろ絶対にするな!」
ロン「でも、どうしよう。クリスマスまでにパートナーを見つけなきゃ・・・」