そして、次の日 スタジアム
風間くん「まだかな、僕もう待ちきれないや!」
しんのすけ「全く子供だね、風間くんは・・・」
風間くん「まだ子供!・・・って言える年でもないか・・・」
しんのすけ「全く老け込んじゃって」
ロン「同い年でしょ・・・」
ハーマイオニー「あれ、屋敷しもべ妖精じゃない?」
しんのすけ「お久しぶりぶり、ドビー!」
???「今、あたしの事ドビーとお呼びになりましたか?」
しんのすけ「あれ、どしたの? オカマになっちゃったの!?」
風間くん「お前には、別人だっていう考えはないのか?」
ウィンキー「あたしはウィンキーでございます。」
しんのすけ「ウィスキー?」
ハーマイオニー「ウィンキーよ!」
しんのすけ「ほうほう。」
ウィンキー「あたしはあなた様を存じております。あなた様は野原しんのすけ様にございます!」
しんのすけ「なんで、オラの個人情報を・・・」
ウィンキー「ドビーがいつも噂しております。」
しんのすけ「オラ、ドビーの鼻が心配だゾ・・・」
ウィンキー「それに関しては大丈夫だと存じておりますが、あなた様がドビーを自由にした事が、正しかったかどうかハッキリ申し上げれません」
風間くん「どうしてだよ?」
ウィンキー「ドビーは勤め先が見つからないのでございます!」
しんのすけ「資格とか足りてないの?」
ウィンキー「そういう問題では、ございません! ドビーはお給料を求めるようになってしまったのです!」
ハーマイオニー「でも、それのどこがいけないの!?」
しんのすけ「あのハグリッドでさえ貰ってるんだゾ!」
ロン「それにトレローニーも!」
風間くん「お前達、仮にも先生だぞ・・・」
ウィンキー「それじゃ、あたしはご主人様の席取りがございますので・・・」
しんのすけ「君の主人はお相撲さんなの?」
風間くん「座席を確保するって意味だよ!」
その時、ドビーの元主人達が現れる!
ドラコ「まさか、君達が居るとはね! 何を担保にしたんだい?」
風間くん「このプログラムによると、試合前に各チームの、国の魔法生物によるパフォーマンスがあるみたいだよ!」
ハーマイオニー「それは、楽しみね!」
ドラコ「毎度毎度、無視するなフォイ!」
ルシウス「これこれドラコ。彼らには楽しめる間は楽しませてやらねば、かわいそうだろう・・・」
しんのすけ「これはこれは、ルシフォイさん。こぶさたしております」ペコ
ルシウス「このジャガイモ小僧。貴様のお陰で私の鼻はスッカリ機能不全に陥ってしまった。」
しんのすけ「どいたまして」
ルシウス「一ミリも感謝などしとらん!」
そしていよいよ
バクマン「ようこそ!みなさま! 本日は第412回クィディッチワールドカップにようこそお集まり下さいました!」
ブルガリア0-アイルランド0
バクマン「では早速ブルガリアチームのマスコットから紹介しましょう!」
しんのすけ「ブルガリアヨーグルト、マスカット味!?」
ロン「そんなもの連れてきてどうするのさ・・・」
アーサー「いったい何を・・・あーっ ヴィーラだ!!」
風間くん「何ですか? そのヴィーラって・・・」
ヴィーラは女性だった。月のように輝く肌。風も無いのになびく髪・・・ 蠱惑的な音楽に乗って踊りだす。
しんのすけ「シュシュポッポ、シュッシュポッポ、シュシュポポシュシュポポ ポッポーーー!!」
風間くん「アハアハ」デレデレ
ロン「エヘエヘ」カアァァ
ハーマイオニー&ジニー「全く男ったら!」
ゴチン! ゴチン! ゴチン!
アーサー「さ、ボーイズ。頭は冷えたかな?」
風間くん「・・・はい///」
しんのすけ「風間くんったら、アハアハとか言っちゃってだらしないゾ!」
風間くん「お前にだけは言われたくない!」
ハーマイオニー「でもブルガリアのマスコットがここまで盛り上がるなん・・・、アイルランドは何を出すのかしら?」
その時、彼らの頭上に金貨が降ってくる!
アーサー「レプラコーンだ!」
しんのすけ「これで、家のローンが返せるゾ!」
風間くん「あと23年分だろ? このスタジアム中のを集める位じゃないと返せないよ」
しんのすけ「そんな、現実突きつけなくてもいいじゃない・・・」ズーン
ロン「落ち込んでる場合じゃないよ。もう試合開始さ!」