そして、試合後。みんな大満足で眠りについたが・・・
アーサー「みんな、起きろ!! 緊急事態だ!」
ワー キャー
しんのすけ「何この叫び声? オラ抜きでパーティが始まっちゃったの?」
アーサー「そんな呑気な事態では無い! みんな直ぐに外にでるんだ!」
外に出ると、仮面をつけた魔法使いの群れが、キャンプを破壊しながら行進している。
キャンプの管理人のマグルの一家は魔法でフォイと空中に浮かされていた。
ロン「こんなのって・・・」ギュッ
アーサー「大人にまかせて、お前達は森の方へ逃げなさい!みんな、はぐれるんじゃないぞ!」
森の奥
フレッド「さぁ、ここまで来れば安心だろう」
風間くん「それにしても、ブルガリアのシーカー凄かったですね!」
ジョージ「確かにクラムは凄いけど、しんのすけなら勝てるかもしれね~ぜ!」
ハーマイオニー「大した信頼関係ね! ってあれ?・・・・」
風間くん「あいつ、また勝手にどっか行きやがって・・・」
ロン「マーリンの髭!」
・・・・・
しんのすけ「オラの杖・・・オラの杖・・・あれ?みんなも居なくなってるゾ!」
しんのすけ「この年で迷子とは、困ったものですなぁ」
風間くん「お前にだよ!!」
しんのすけ「あれ、みんな居たの?」
ハーマイオニー「あなたを連れ戻しに来たのよ!」
ロン「さぁ、フレッド達は森で待ってる。急ごう!」
しんのすけ「でもオラ、杖を無くしちゃって・・・」
風間くん「何だって~~!」
その時、近くの木陰から男の声が聞こえる
『モースモ-ドル!』
すると蛇の舌を持つ、巨大な緑の髑髏が空に現れる!
ロン「あれは・・・一体・・・?」
しんのすけ「次は花火大会ですかな? 親方用意するの忘れたゾ!」
風間くん「それを言うなら浴衣って、あんな不気味な花火なんて誰も上げないよ!」
ハーマイオニー「そんな事言ってる場合じゃないわ! 逃げるのよ! 急いで!」
しんのすけ「何で?」
ハーマイオニー「あれは、闇の印よ!」
風間くん「それって!?」
ハーマイオニー「『例のあの人』の印よ!」
しんのすけ「ヴォルデモートの? オラ、あいつから逃げたりしないゾ!」
ロン「そんな事言っている場合じゃ・・・」
ポン ポン
次の瞬間、彼等は20人を越える魔法使いに囲まれ、杖を向けられる
風間くん「伏せろ!」
「ステューピファイ!」
赤い閃光が彼等の肩を掠める。
アーサー「やめろ! やめてくれ! それは息子と学友達だ!」
アーサー「みんな無事か?」
しんのすけ「まあ、かんとか」
風間くん「それを言うなら、なんとかだろ!」
急な襲撃で気が動転している彼等に、凄い剣幕で男が一人近づいてくる
クラウチ「誰がやった! 一体お前達のうちの誰が!」
アーサー「この子達に出来るはずが無い。バーティ」
クラウチ「では、誰が・・・」
ハーマイオニー「そういえば、誰かが近くで、何か呪文を・・・」
クラウチ「聞いたか! 探せ!」
アーサー「もうその犯人はとっくに姿くらましているはずだろう・・・」
エイモス「いいや、あれだけの失神光線だ。その犯人に意図ぜず当たった可能性もある。」
そうして、大人達が捜索を始めてしばらくすると
エイモス「こりゃまあ、クラウチさんのしもべだ! しかも、杖を持ってる!」
しんのすけ「それ、オラの杖!」
エイモス「君の? じゃあ君とこのしもべの共犯・・・」
アーサー「待ってくれエイモス。こんな子供が闇の印を作らせることが出来ると?」
しんのすけ「オラもう子供じゃないゾ!」
風間くん「黙ってろ」
ハーマイオニー