ドカッバキッガシャーン
DQN1「いてぇ……お前ら……マジで覚えとけよゴラッ!」ソソクサ
DQN2「いてぇよ……ちくしょう……」グスッ
のび太「……はは」
スネ夫「ははじゃねぇよ弱いくせに無茶しやがってよ」
のび太「でも僕が噛みつかなかったらぼこぼこにされてたよ。」
スネ夫「うるせぇ。」
のび太「ははっ、あははは」
スネ夫「殴られすぎておかしくなったか……プッ、あははっははははは」
ジャイアン「はぁ……はぁ……お、お前ら大丈夫か?」ゼーハー
のび太「はは、ジャイアン汗だくじゃない。」
スネ夫「本当だ。あはは、おっかしいや。」
店員「おかしいじゃありませんよ!壊した椅子とテーブル、弁償してくださいよ!」
のび太「あ……」
スネ夫「……」
ジャイアン「何辛気臭い顔してんだ!そんなもん俺が出してやるよ!」
のび太「え、でも……」
スネ夫「悪いよそんな……」
ジャイアン「うるせぇ!俺はガキ大将ジャイアンだぞ!舎弟たちがやった不始末の尻ぐらい拭ってやるぜ!」
スネ夫「でm」
ジャイアン「言うな。」
ジャイアン「俺にとってお前たちはあいつらの言う『友達』じゃねぇ。」
のび太「……」
スネ夫「……」
ジャイアン「お前らは『心の友』だ。」
のび太「ジャイアン……」ジーン
スネ夫「ジャイアーン!!」ガバッ
ジャイアン「うおっ!俺にそっちの趣味はないぜスネ夫!」
スネ夫「ひぐっ、グスッ……」
…………
……
ジャイアン(とはいったものの……)
ファミレスの修理代を払ったジャイアンはのび太たちと別れ、自室で一人、考えていた。
さっき払った金は中学で歌唱力が急成長したジャイアンが歌の専門学校に行くための入学金だったのだ。
ジャイアン(母ちゃんには入学金だけでも払うから編入させてくれっていったんだよなぁ……)
ジャイ子「お兄ちゃんどうしたの?」
ジャイアン「ジャイ子か……なんでもないぜ!俺のことなんか気にしないで絵の勉強に励んでくれよ!」
ジャイ子「お兄ちゃんがそういうなら……」
ジャイアン「でも、どうするかなぁ……」
ジャイアン「いらっしゃいませ~」
リ充1「俺さ、今度歌手のオーディション受けてみようと思うんだ!」ドヤァ
リア充2「お前歌めっちゃ下手じゃん!地元ののど自慢でも出とけよ。」
リア充1「……」
ジャイアン「……」
ジャイアンの母ちゃん「ちょっとたけし!あんた昨日入学金振り込んでないじゃないか!!」
ジャイアン「げっ、母ちゃん!」
しずか「~♪」
ジャイアンの母ちゃん「約束破る子なんてうちの子じゃないよ!!」ガシャーン
しずか「!!」ビックゥ
ジャイアン「いってぇ!だから入学金はどうしても使わなきゃいけなかったって言ってるじゃんか!なんでわかってくれないんだ!?」
しずか「たけしさん?」