のび太「そんなの、努力じゃないよ。しずちゃん……」
今の自分自身に満足していないのび太は、何を言えばいいのかわからず、とぼとぼと家に帰るしかなかった。
家に着いたが、両親に相談する気にもなれず、高校にも友達のいないのび太は、一人で悩んでいた。
何年か前まで、すごく頼れる友達がいた気がするのに……
いつも三秒で眠れていたのび太が、その夜一睡もできずに朝を迎えた
のび太「……」
のび太「余計なことかもしれない……でも、」
のび太「僕は、しずちゃんを友達だと思ってるし、友達が困ってるんなら助けなきゃ!!友達なら誰だってそうするはずさ!!」
のび太は、ジャイアンに相談することにした。
ジャイアン「おうのび太、なんだよこんなところに呼び出して。」
のび太「ごめんね。忙しかった?」
ジャイアン「いや、ちょうど母ちゃんと喧嘩してたからいい口実になったぜ!」
のび太「ところで相談なんだけど……」
…………
……
のび太「というわけなんだ。」
ジャイアン「そうか……しずちゃんがそんなことを……」
のび太「だから、どうにか力になってあげたくてさ……」
ジャイアン「でもお前、それって俺たちがどうこう言える問題なのか?」
のび太「えっ?」
ジャイアン「だってそうだろ。今のしずちゃんは高校も別だし何年も会ってない。こないだ偶然会わなかったらのび太にだって相談してこなかったんじゃねぇか?」
のび太「でも……」
のび太「しずちゃん泣いてたんだよ。それに、僕はしずちゃんのこと友達だと思ってる!ジャイアンだってスネ夫やしずちゃんが集まらなかったときに怒ってたじゃないか。」
ジャイアン「そういうと思ったぜ!ったく中学の頃と変わってないなお前は。」
のび太「協力して……くれるの……?」
ジャイアン「あったりまえだ!俺はガキ大将ジャイアン様だぞ!!」
のび太「ジャイアン……」
ジャイアン「じゃあ早速しずちゃんちに行こうぜ!!」ガシッ
のび太「えっ、そんなまだなにも考えtうわ~またか~」ズルズル
引きずられながらのび太は考えた。
どうすればしずちゃんを救えるのか、