しずちゃんはのび太の胸に顔を埋めながら言った。
そして、一つの答えを見つけた。
しずか「私、決めたわ。」
のび太「どうするか決まったの!?」
しずか「私がクラスを変えてみるわ。」
のび太「わっ、すごい考えだねそれは。」
しずか「のび太さん私が弱くないって言ったわよね?」
のび太「うん。」
のび太は表情一つ変えずに言った。
しずか「のび太さん、私ならできるって言って。」
のび太「えっ?」
しずか「私なら皆を変えられるって言って。言うの!」
のび太「しずちゃんなら、皆と本当の友達になれるよ!」
しずか「うん!私、信じるからね!」
のび太「しずちゃんならきっとできるよ!小学生のころから優しくて、可愛くて、クラスの人気者だったからね!!」
のび太に言われると、悪い気もしない。
のび太にできると言われると、本当にできる気がするのだ。本当に不思議な人だな……
としずちゃんは思った。
…………
……
のび太はまたジャイアンに呼び出されて空地にいた。ジャイアンには他に友達はいないんだろうか。
ジャイアン「悪い悪い、遅れちまったけ
ど主役は最後に来るもんだよな!……ってまたのび太だけかよ。」
のび太「二人ともまた無理だって?」
ジャイアン「今度は二人ともシカトだ!今夜はお前も飲めよのび太!」
のび太「ぼっ、僕は学校にばれるのが怖いから無理だよ!」
ジャイアン「うるせぇ、そんなもん俺も同じだ!!」
???「あのっ!」
のび太はまたジャイアンに呼び出されて空地にいた。ジャイアンには他に友達はいないんだろうか。
ジャイアン「悪い悪い、遅れちまったけど主役は最後に来るもんだよな!……ってまたのび太だけかよ。」
のび太「二人ともまた無理だって?」
ジャイアン「今度は二人ともシカトだ!今夜はお前も飲めよのび太!」
のび太「ぼっ、僕は学校にばれるのが怖いから無理だよ!」
ジャイアン「うるせぇ、そんなもん俺も同じだ!!」
???「あのっ!」
ジャイのび「!?」
???「今日は私も参加しちゃ、ダメかな?」
そこには黒髪でお下げの見慣れた女の子がいた。
のび太「しずちゃん!!」
しずか「のび太さん、改めてごめんね。せっかく相談に乗ってもらったのに怒鳴ったりして……」
のび太「そんなの、気にしてないよ。僕たち友達じゃない!」
しずか「たけしさんも……」
ジャイアン「……は……だぜ」
しずか「えっ?」
ジャイアン「今のしずちゃんは大好きだぜ!!久しぶりだな今のしずちゃん!!」
のび太(なんだか懐かしいなぁ。中学の頃はここにスネ夫も……)