【※運命※】朝のバス停…少女「いつもここで会いますよね?」→少女と男は毎朝バス停で会う事によって自然と・・・

男「うん。そうだね」
少女「……」
男「……」
少女(会話止まった……)

少女「バスだ……」
少女「……」
男(話しかけたいけど……変な人だと思われるよな……)

少女「あの」
男「え?なに?」
男(向こうから話しかけてきた……別に警戒されてないのか……?)
少女「今日も暑いですね」
男「うん。そうだね」

少女「……」
男(何か話題は……中学生ぐらいの女の子ってどんな話なら食いつくんだ……?)
少女「……」

男(バスが来ちゃったか……)
男(まあ、別に無理に話すことはないよな)
―――翌日 バス停
男(今日は俺から挨拶するか……)
少女(あ……来た)

男「おはよう」
少女「おはようございます」
男(話題……)

少女(今日の小テスト自信ないなぁ)
男「あ、あの」
少女「はい?」

男「今日も暑いな」
少女「そうですね」
男(あ……昨日と同じじゃないか……)
少女(今のうちにちょっと予習しとかなくちゃ)
男「あ、バスだ」
少女(憂鬱……)
―――翌日 バス停
男(よし)

少女(……なんだろう。やけに気合い入ってるけど……なにかあるのかな?)
男「おはよう」
少女「おはようございます」
男「今日は涼しいな。やっと秋って感じになった」

少女「そうですね。もう九月も後半ですし」
男「えっと……中学生なの?」
少女「え……?」
男(やば……・やっぱりこんなことを訊ねるのはまずかったか……)
少女(はぁ……高校生なのに……)
男(露骨に変な顔された……やっちまったか……)
少女(早く大人になりたいなぁ)
男「……」
少女「……」
男(もう駄目だな……これからは挨拶だけにしよう)
少女(大人の人からは中学生に見えるんだ)
男(気まずいな……はぁ)

少女(どうしよう……訊こうかなぁ?)
少女(でも、変な子って思われそうだし……)
男(なんか視線を感じるぞ……もう変人扱いかよ……くそ)
男(女の子って敏感って聞くもんなぁ……童貞の挙動に)
少女(聞きたいけど……うーん)
男「―――バスだ」

男(今度から時間ずらすか)
少女「あ……」
少女(明日、聞いてみようかな?)
―――翌日 バス停
少女「……来ない」
少女「どうしたんだろう?」
少女「この時間を逃すと二時間後にしかバス来ないのに……」
少女「寝坊かな?」
少女「あーあ……訊いてみたいのにぃ」

少女「大人の女性には何が必要なのかなぁ……」
少女「胸?彼氏?うーん……」
少女「大人の男の人ならきっと知ってると思うんだけどな」
少女「あ、バスだ」

男「はぁ……はぁ……間に合った!!」
少女(あ……今頃来た……遅いよ)
男「お、おはよう」

少女「おはようございます」
男(この時間ならぴったりか……よし、明日からはこの時間に出勤しよう)
―――翌日 バス停
少女「今日も来ない……」
少女「もしかして、私って避けられてるのかなぁ?」
少女「なんか失礼なことしたっけ……?」
少女「まあ、いいか」
少女「また今までの状態に戻っただけだし」
少女「本でも読もっと」
少女「……」

男「あ、れ?」
少女「あ……」
男「バス、まだ来てないの?」
少女「え?はい。そういえば今日は遅いですね」
男「そうか……」
少女「おはようございます」
男「あ、お、おはよう」
男(田舎のバスって遅れないって聞いたなのに……)
少女「あの」

男「え?なに?」
少女「少しだけ、訊きたいことがあるんですけど」
男「き、訊きたいこと?」
男(なんだ……・?)

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