【※運命※】朝のバス停…少女「いつもここで会いますよね?」→少女と男は毎朝バス停で会う事によって自然と・・・

女子高生「あ、そうだ。一回、先輩とデートしてみたら?」
少女「えぇ!?」

女子高生「うん!そうした方がいいよ。そんな奥手じゃいつまでたっても彼氏なんて出来なしさ」
少女「それは……そうかも」

女子高生「先輩って今はフリーみたいだしさ。デートぐらいなら受けてくれるって!」
少女「でも……私は別に……」
女子高生「デートしたら好きになるかもしれないでしょ?」
少女「そうかなぁ?」
女子高生「そうだって!言いにくいなら、私が取り持ってあげるよ!」
少女「ええ!?やめてよ!」
女子高生「大丈夫だって。先輩、優しいし。それになによりイケメンじゃーん!」

少女「いや、だから……」
女子高生「じゃあ、今日言ってみよ?ね?」
少女「あ、いや……でも」
女子高生「はいはい!デートぐらいで尻ごみしないの!―――さて、練習にいこっか」
―――夕方
女子部員「おつかれー」

生「お

男子部員「マック行こうぜ」
男子部員「いいねー」
女子高生「あ、せんぱーい!!」
少女「ホントにやるの!?」
先輩「ん?なんだ?」
女子高生「あ、先輩。明日、暇ですか?」
先輩「え?うん。別に予定はないけど?」

女子高生「じゃあ、この子と部活の後でデートしてくださいよぉ」
少女「ちょっとぉ!!」
先輩「え……どうして?」
女子高生「この子、1回もデートしたことないらしくて……それでまあ、社会勉強をかねて」
少女「だからぁ!!」
先輩「ふうん……俺は構わないけど?」
女子高生「やったじゃん!」
少女「えぇ!?」
先輩「でも……俺とデートしたいの?」
少女「え……それは……その」

女子高生「もう……別に固く考えないで二人で遊ぶって思えばいいでしょ?」
少女「でも……」
女子高生「別にさ、付き合うわけじゃないじゃん」
少女「そうだけど……」
女子高生「何事も経験だって。それに好きな人、いないんでしょ?」
少女「そ、そうだけど」
女子高生「ならいいじゃない。ほら、自分でいいなって」

先輩「……」
少女「……あの、じゃあ、明日……」
先輩「……うん。わかった。じゃあ、明日な」
少女(なんだろう……胸の奥がズキズキする……嫌な気分……)
―――日曜日 バス停
男「ふー……3連休も今日で最後か……金曜日は友達とも会えたし……ま、よかったかな」
男(でも……なんか虚しかったなぁ)
男(物足りないっていうか……)

男(あの子……どうしてるかな……)
男(って……何を言ってんだ……別にあの子は俺のことなんて……)
男(俺のことなんて……俺のこと……どう思ってんのかな……)
少女「あ……」
男「あ……お、おはよう」
少女「おはよう、ございます……」
男「今日も部活?」
少女「はい」
男「そっか。大変だね」

少女「……いえ」
男(なんだ?なんかよそよそしいな……)

っす!どしたの?」

―――バス 車内
少女(なんでだろう……すごく嬉しかったのに……今は会いたくなかった……)
少女(苦しい……)
男(あれから結局一言も話してくれなかったな……)
男(なんかあったのかな……?)

男(まあ、年頃だし色々あるんだろうけど……なんかなぁ)
少女(はぁ……どうしたらいいのかなぁ……何か話したかったのに)
少女(今日はどこで降りるんだろう……?)
男「あ……」

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