その後は・・・
卒業までの間は
文化祭のベストカップル賞に選ばれ、
壇上でキスさせられた以外は
特に何もなかった。
卒業後彼女は家から歩いて20分ぐらい
(高校行くよりも近い)の短大に行き、
保育士の免許?を取って働きはじめた。
俺は親父の知り合いのコネで
飲食店の事務と調理のバイトをしていた。
彼女からは猛反対されたけど押し切った。
調理の仕事と言っても
サラダバーのためのゼリーや
野菜を切ったりするだけだから
簡単だった。
その分時給は少し少なめだったけど、
週4~5で一日大体7時間(休憩含め)
やっていたので
もらえる給料はそこそこよかった。
(時給が高校生と同じ)
買いたいものがあったので
とにかく働きまくった。
彼女が短大を卒業する二日前に
彼女に内緒で指輪を買いに行った。
短大を卒業したら
プロポーズしようと思っていたからだ。
彼女はめでたく卒業し
俺のところに報告しにきた。
これからのことを話しをし、
ひと段落したところで
結婚の話を切り出した。
俺「嫁にさ、渡したいものあるんだけどさ」
嫁「えっ?なんですか?」
俺「俺と結婚してください」
隠していた指輪を出した。
嫁「夢じゃないですよね・・・?」
俺「うん、俺と結婚してください。」
嫁「はい!わたしも俺くんと結婚したいです!」
俺は指輪を嫁にはめると
嫁は泣いてた。
俺もつられて泣いて
二人で抱き合いながら泣いた。
その後、
嫁の両親へ挨拶しに行ったり
住む家を探したりした。
もう少しお互いに仕事とか
落ち着いてからにしようということになった。