親戚の年上のお姉さんと付き合うことに
俺の親戚(親父の従姉の娘)に4歳年上のユカリさん(仮名)と言うお姉さんがいた。
俺も妹も優しくて奇麗なお姉さんが大好きだった。
田舎に行くのは電車で行くにしても、車で行くにしてもかなりの時間を要するので、
お盆や正月に田舎に行くのはかなりかったるかったけど、
お姉さんに逢えると思うと田舎に行くのが楽しみだった。
田舎は結構過疎化?が進んだ地域で、歳の近い親戚も俺たちくらいしかいなかったので
ユカリさんも俺たちが田舎に来るのを楽しみにしていたようだ。
ユカリさんは東京の女子大に受かって、近所のマンションに引っ越してきた。
ユカリさんに会える機会が増えて俺は嬉しかったな。
家の部屋は余っていたから、車で15分位の近所にマンションを借りる位なら
うちの家に下宿すれば済むのにそうしないのは変だなと思ったけど、
母と叔母さんの反対によるらしかった。
親父は下宿させたかったらしいけど、
サカリのついた年齢の男の子のいる家庭に大事な娘は預けられないってのは
年頃の娘や息子を持つ母親としては真っ当な判断だったのだろう。
ユカリさんが家に来ると、母は来ている時は態度に表さないけど不機嫌だった。
まあ、中学の時は喧嘩三昧で数々の問題を起こし、
高校に入学して早々に停学を喰らうようなDQNな息子の居る家に無防備にやってくるユカリさんは
気苦労の種だったろうからね。
親父は何かと家に呼んでいたけどね。