マスオはスーツのジャケットを脱ぎ捨てると
全身が光に包まれた
アナゴ「な、なんだこの光はァァぁーーーーー!!!!!!」
マスオ「君を今から僕の領域にへと連れて行く」
マスオ「神の領域(ゴッドオブ・マス・ワールド)」
アナゴ「……ここは……」
アナゴは辺り一面真っ白な空間にへと誘導された
マスオ「ここは、僕のテリトリーだ」
アナゴ「…人間であるフグ田くんが自身の領域を持つことが出来るだと…?」
マスオ「僕は今は悪魔じゃない」
アナゴ「…!」
マスオ「悪魔界を追放された元悪魔、フグ田マスオだ」
アナゴ「悪魔界を追放された?バカを言え、あの世界を追放される事など…」
マスオ「言っただろう、禁忌を犯したって」
アナゴ「なに…?」
マスオ「僕は悪魔界へと続く門を開いた、そしてその世界に存在する武器を盗んだ」
アナゴ「まさか、君はわざと悪魔と契約を…?」
マスオ「ああ…悪魔と契約し悪魔にならなければ門を開くことは出来なかった」
マスオ「そして…対悪魔用の究極の武器を手にする事が出来た」
アナゴ「対悪魔用だと……!?」
マスオ「フッ、悪魔はそれを嫌い自身の世界にへとその武器を隠しこんだ」
マスオ「しかし、僕に盗まれ…結果的に僕はその世界を追放される事となった」
アナゴ「それで今は悪魔の力を失っているのか……」
マスオ「僕は生身の人間として唯一悪魔と戦う事が出来る」
ズズズズッ
マスオの右手に光の粒子が集まる
アナゴ「……!!!それがフグ田くぅーんが盗んだ……!」
マスオ「そうさ……!悪魔が最も恐れる武器……イカロスの刀だ……!!!!」
ブォーンッ
光の粒子が刀の形状になりマスオの手に召喚される
遥か大昔、悪魔界と天界の大戦争が起きそれを鎮めるため
当時伝説の鍛冶屋として天界に存在していた「イカロス兄弟」が
後に対悪魔用武器「イカロスの刀」と呼ばれる最高の武器を
戦争中に作り上げたのである
2人はあまりの出来栄えに失禁してしまう程だった
アナゴ「……なんて……神々しい……んだ……」
マスオ「アナゴくん、これで君を倒すことが出来る」
アナゴ「抜かせェェェェーーーーー!!!!」
アナゴは掌から衝撃派をマスオに向けて飛ばした
ズバンッ バンッ
マスオは避けようとせずその衝撃派を刀で真っ二つに斬り落とした
シャキンッ
マスオ「……フン、たかがその程度の技じゃ僕に傷1つ負わせることは出来ないぞ?」
アナゴ「……フグ田ァァァーーーーーー!!!!!!」
甚六「…サザエさんを頃す……?」
タイコ「ええ、そうすればカツオくん達に大きな精神的ダメージを与える事が出来るわ」
甚六「……そんな……サザエさんを僕の手で殺すなんて…」
タイコ「出来ないのなら…」
イクラ「ハァイッ!!」
甚六「……ひ、ヒャア」
タイコ「決断しなさい、残り5秒だけ時間をあげるわ」
甚六「……ううう…っつう…ううううう」
タイコ「5……4……さん……」
甚六「ううぅ!!!アアアアアア!!!!!!!」
タイコ「2……1・・・」