その後、可愛子や友子と仲良くなった私子と化粧子は一緒にカフェめぐりや雑貨めぐりをして遊ぶように。
その後を彼男はついてきてたらしい。「可愛子ちゃんとの仲を橋渡しして」
という正気とも思えないメールが来るようになった。
こんなおかしなこと
さすがに同性の友人には知られたくないだろうと思って彼男の友人には何も言ってなかったが、
話して男同士なら納得してくれるかと思った。
彼男の友人とは親しく無かったが、簡単にあらましを話した。
が、彼男はそれをどう受け取ったのか
可愛子ちゃんを狙うライバルが増えた!と思い込んだらしい。
私子には誰か分からないが、実際彼男の友人の2人が可愛子に本気になったらしかった。
その後はどういう経緯なのか分からないが、
男同士で可愛子ちゃんには抜け駆けしないという協定のようなものが出来たらしく、
私子はもちろん可愛子の身辺は静かになった。
その後、可愛子ちゃんは10歳年上の
経営者だか実業家だかのお金持ち&イケメンな彼氏が出来て婚約した。
婚約パーティでローストビーフを好きなだけ食って私子満足。
結婚式でも好きなだけ食べてねと言われて天国にいるような気持ちだ。
彼男はというと・・・
彼男はというと、可愛子の相手のスペックを知った途端いきなり正気に戻った。
男にとってのヒエラルキーってすげえぱねぇなと思ったよ。
その後「あのころの俺は」「魔女にだまされて」
「女は外見じゃないよ(ミャハ☆)」的なメールが来てる。
そして友子も化粧子も可愛子の彼氏関係の高スペック彼氏が出来た。
私子は相変わらず美人に生まれ変わりもせず化粧の腕も上達せず非モテ女一直線。
あんたは美人じゃないから自分で経済力を持てと言った母は正しかったと実感している。