池「あいつらおかしいよな」
男「本気でビビったわ、あの後混乱した女さんから電話掛かってくるし、可愛かったけど」
池「さりげなくのろけんな」
男「わざとやってんだよ」
池「しね、まぁいいや」
池「行こうぜ、もう三人待ってるから」
男「パシられてんのかよ……」
花「きゃー!男くん久しい!」
男「あ、うん久しいー」
花さんは地元の保育系の短大を出てそのま保育士になっていた。
友「お、来たか」
男「仕方ないから来てやったよ」
友「なんだぁ素直じゃねぇなぁ」
友は地元の国立大を出てこっちでそのまま就職している。
二人とも地元への愛着が強いのだろう。
男「やめろ触んな」
並んで座る二人の指には指輪が見える。
女「ちょっと友くん!触んな!私の!」
友「ええええ!いいじゃん!独身最後の夜ぐらい……」
女「いいから離れる!男くんはこっち来る!」
男「大分酔ってんなあ」
池「正直歯止めが効かんかった」
女さんは俺と同じ大学を受けようとした時期もあったが、スコットの説得で断念。
結局こっちの大学を出て、こっちの企業の事務をやっている。