………ぅぅ
ひろし(ん?)
…うぅ…ぐすん…
ひろし(しん…のすけ?)
銀の助とつるの間で
しんのすけは布団にうずくまっていた。
ひろし(泣いてるのか…)
……うぅ、う…
しんのすけ「かあちゃん…」
ひろし(しんのすけ…)
つられて泣きそうになった。
ひろし「……ぅぅ」
ごめんな、しんのすけ。不甲斐ない父ちゃんで…
泣き虫な父ちゃんで…
情けないなぁ
5歳の子どもが
こんなに頑張ってるのに…
銀の助(しんのすけ…)
つる(しんちゃん…)
ひろし(父ちゃん、頑張るからな!!)
しんのすけ「……ぅぅ」
―――
それからの生活は
意外に穏やかなものだった。