義母は目を丸くして
「え、私家事はまるでダメなんだけど…」
義母が言うには夫が小さい頃は
夕飯はほとんどお惣菜。
掃除は普段はさっと撫でるだけで
月一回業者に頼んで、
義父が「気になる」と言った箇所は
「自分で掃除して」と突き放し、
育児は私的に預かってくれる人の所へ
お金払って小3くらいまで頼んでたと
全然話が違う。
「洗濯だけはまめにやったけどそれだって洗濯機だし、
洗わないと着るものなくなるから仕方なく」
「仕事して家事育児完璧なんて無理。あの子誰と間違えてんの?」
と義母は困惑してた。
その後夫と義母で話し合って
もらい、私は横で聞いてた。
脇で聞いてて思ったけど、
夫は嘘ついてたんじゃなく、
本気で義母が完璧だと思い込んでたみたい。
「今でも掃除はダスキンに頼んでる。領収書見る?」
「手作りのオヤツ出してくれたのは×山のオバチャン
(預かってくれていた人)でしょ。
私は働いてるんだから昼間にオヤツ
出すなんて無理に決まってる」
「母さんほど稼がないなら家事しないとって言うなら、
あんたも家事しなきゃいけないでしょ。
あんたと嫁さんの稼ぎなんて大して変わらないじゃない」
畳みかけられて夫はシドロモドロになってた。