【※中学生のび太※】ドラえもん「道具を使って本気で戦いたいだって?」 アニメでは決して放送できない幻の秘話がココに・・・

のび太「そして更に!僕も『空気ピストルの元』を使って、各指から『空気の弾』を撃つ……!」

上空から降り注ぐ氷の雨、『ころばし屋』の銃弾
そして『空気ピストル』…

ありとあらゆる飛び道具が大尉を襲うも、全く隙を見せる事無く
電光丸は全ての攻撃を弾いていく…!

そして、その時が訪れた…

大尉「…上がったぜ……『雹』…!」

大尉の突き出した電光丸がころばし屋を貫く…!

大尉「あとはお前だけだ……!」

のび太「……!」

大尉「あらゆる飛び道具も……どうやらただの時間稼ぎにしかならなかった様だな…」

のび太「…その通りだよ、2分稼げただけでも十分な成果だ!」

大尉「バカが……時間稼ぎで俺は倒せねぇぞッ!!」

大尉が襲い掛かる瞬間…!
のび太は道路に設置してあった大きなビニールの袋を投げつけた!

大尉「そこらの物を投げつけた所で!!この刀に敵うかよッ!!」

電光丸が袋を撃墜する…!
破けた袋の中から粉のようなものが飛散した…!

大尉「何だこれは……目暗ましのつもりか?」

のび太「かかったなッ!!」

大尉「!?」

のび太の指先からほどばしる電流が
電光丸を通して大尉の体内に流れ込む……!

大尉「う……ッ!?」

のび太「時間を稼いだのはこの『蓄電スーツ』の電流を溜める為さ!!」

※ちく電スーツ
着用して動き回ると静電気が起き、スーツに電気がどんどん蓄積されていく。
専用のアースを付けておかないと電気がたまりすぎ、1万ボルトを超えた放電が始まる

大尉「……だが、電流如きで俺がダウンすると思ったら大間違いだ…!」

のび太「何も感電させて倒そうだなんて思っちゃいない!!」

のび太はバッグから『黄金バット』を取り出し
大尉に振り下ろした!

バリィィィィィンッ!!

大尉「――――――――――――…………馬鹿な……」


電光丸は黄金バットと共に
粉々に砕け散った…!

のび太「…これで…勝負あった……ッ!」

大尉はしばらく放心していた…

電光丸とともに
これまで自身を支えていた
復讐心までもが打ち砕かれたような錯覚を覚えていたのである…

大尉「一撃で刀がへし折られた………」

大尉〈奴は……一体何をしたんだ…!?〉

のび太は蓄電スーツの専用アースを取り付け終えると
大尉に向かい合った

のび太「1週間前の話だ……」

のび太「真夏にも関わらず、この街は深さ1メートル半以上もの猛吹雪に見舞われた…」

大尉「……?」

のび太「たった数時間で雪は止んだけれど…その後も分厚い雲は北上を続け、他の地域にまで微量ながら雪を降らした…」

のび太「各地域は異常気象を懸念して……道路にこの袋を設置していたのさ…!」

のび太は先程投げつけたビニール袋を拾い上げて見せた

大尉「融雪剤……だと?」

のび太「融雪剤の主成分は塩化カルシウム……袋を撃墜した時、その粉は雹で濡れた電光丸に染み付いた…!」

のび太「後は蓄電スーツで電流を流し込めば……微弱ながら反応を起こしたその刀身は劣化する…!!」

大尉「………!!」

のび太「昔は融雪剤で車のサビが云々……留置所ではくだらない話しか耳に入ってこなかったけど…人の話は聞いておくもんだね……」

「――――――――そこまでだっ!」

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