昼
男「まだまだ降ってるな」
男「むしろ強くなってるくらいだ…」
男「映画断ってよかった」
男「…………」
夕方
男「あー」
男「警報まで出てきたな…」
男「こんなに降るなんて……」
男「せめて明日までには止んでくれるとうれしいけど」
男「………」
男「………」
男「………」
男「今日が雨でよかったかもしれないな」
男「わざわざ雨の中来させないで済んだし……」
男「昨日のうちにはっきり言っておいてよかった」
男「……いや心配する義理はないんだけど」
男「ていうか俺以外にも未契約いるだろうから雨は関係ないな」
男「…………うん。関係ない」
夜
男「雨弱まってきたな」
男「……」
男「……」
男「飯作ろう」
男「……」ガサゴソ
男「……」ガサゴソ
男「米もないのか」
男「……」
男「……」
男「……買いに行こう」
ガチャ
男「!!」
男「え…」
女「……」グッタリ
男「こ、こんなところで行き倒れ?」
男「てかあれって勧誘の人だよな…?」
男「ちょっと大丈夫ですか」トントン
女「……うぅ」
男「やっぱそうだ」
男「私服見るの初めてだからピンとこなかったのか…」
女「……」
男「すごい濡れてるし…」
男「傘とかなかったのか?」
男「どうしよう…」
男「救急車呼ぶか」
女「…だ、大丈夫です……」
男「一応喋れるのか……」
男「質問は後にします」
女「うぅ…」
男「持ちますよ」ヒョイ
男「軽っ」
女「……」
男「……」スタスタ
男「……」スタスタ
女「……あ、あったかいです……」
男「そうですか」スタスタ
バタン
男「…………………………………………」
男「…………………………………………」
男「(覚悟しないとな……)」
男「まずはタオルと毛布か……」
女「あ、あの、もう平気です……」
女「帰れます……すみませんでした」
男「何をそんな甘えたことを言ってるんですか?」
女「……それはどういう……」
男「とりあえずはっきり喋れるようになるまで回復させないといけませんね」
女「すみません」
男「…………」
男「よく聞いてください」
女「……はい」
男「俺は今からあなたにひどいことをたくさんします」
女「……ど、どんなことですか」
男「言うとおりにしていればそれでいいです」
女「(こわい…)」
男「今から口答えしないことを約束してください」
女「はい…」
男「じゃあ」
女「……」
男「服を脱いでください」
女「……ぜんぶですか」
男「チッ」
女「すみませんすみませんすぐ脱ぎます」
男「……」
男「……」スッ
女「それアイマスクですか?」
男「どうでもいいです。はやく脱いでください」
女「すみませんすみません」
男「見られたくないものは洗濯かごの下の方に入れて」
男「それ以外はその上に重ねて置いてください」
男「後で洗濯します」
女「……ぬ、ぬぎました」
男「じゃあこのタオルで身体拭いて」
男「この毛布にくるまっててください」
男「すぐ飲み物持ってきます」
女「……あ、ありがとうございます」
20分後
男「……もうそろそろ大丈夫か」スッ
女「(またアイマスク…)」
男「こっち来てください」
女「は、はい」
……
…