こっから俺のみっともなさが爆発した。
「俺も会長のことだましてたけどな!」と俺は声をあらげる。
実際そのとおりだけど、負け惜しみのようなものだった。
ウソからはじまった関係だけど、俺は会長を本気で好きになってた。
自分でも、なにを会長に言ったかは覚えてない。
ひとつたしかなのは、このときの俺は絶対にみっともなかったということ。
よくよく考えたら、最初にだましたのは俺なのにな。
自分のことを棚上げして、俺は意味もわからず言葉を並べた。
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会長はだまって俺の言葉を聞いて、最終的には頭を下げた。
最悪だった。
それは会長が俺のをだましていたことを認めたって意味だから。
今考えると、俺って本当に最低だと思う。
だけどこのときは、自分が一番不幸だと思えるぐらいにショックだった。
たぶん「アンタなんか好きでもなんでもない!」って怒鳴り散らした。
会長が悲しそうに目をふせたとこまでは、記憶にある。
あとは逃げ出した。
その日は家に帰ってしまって、
翌日担任のアオヤマにメチャクチャしかられた。
