俺は会長の教室につくと、すぐに彼女を引っぱって最上階へと向かった。
会長がなにか俺に聞いてきたけど、全部無視した。
「どうしたの? なにかあったの?」
「会長。会長は、人をだましてお金をもらえるバイトは知ってますか?」
先輩と同じで、いっしゅんで表情が変わった。
本気でショックを受けた。
なにせ、これでだいたいのことはわかったんだからな。
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会長と先輩はもともと知り合いだった。
先輩か会長か。
どちらが今回のことを提案したのかは、知らない。
だけど目的ははっきりしてる。
金を手に入れるため。
先輩の提案がきっかけで俺は会長に告白。
そして、会長は俺の告白を受け入れた。
そう。全部仕組まれていたんだ。
実はこの可能性を考えたことがないわけじゃない。
でも実際にその事実に直面すると、ショックすぎて涙が出そうになった。
