【※闇※】人を騙すと金がもらえる高収入のバイトの実態が相当酷い・・・←こんな怪しいバイトに手を出すバカがいるのか、、、

 話が終わると、地味なお姉さんはお辞儀をして満足そうに部屋から出ていった。

 「あー、落ちたな」って俺は目の前の机にうなだれた。

 でも結論から言うと、俺は合格してしまった。

「え? オッケーなんですか?」

「うん、よかったよ。なかなか素質あるね、キミ」

 優しそうなおっさんという最初の印象は、すっかり胡散臭いものになってた。

 ていうかあのお姉さんとのやりとりで、なにがわかったんだよ。

 それからはあっという間だった。

 書類に簡単な個人情報を書いて、ケータイアドレスの登録をする。

 口座番号については後日でいいって言われた。

 で、おっさんから腕時計を手渡された。

 Gショックのワインレッド色の時計だった。

「これ、このバイトやってるときはできるかぎり、つけておいてね」

「ただの時計ですよね?」

「キミのバイト代を決める時計だよ」

 俺はもうなにも言わなかった。
 
 まあなにはともあれ、俺の新しいバイトは決まったわけだ。

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ